2014年5月1日木曜日

韓国の威信、地におちる-(15):瀕死(ひんし)状態の韓国、奇跡を起こすことができるのか

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レコードチャイナ 配信日時:2014年5月1日 6時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=87413&type=0

<韓国船沈没>
首相が辞職しても、問題の解決にはならない
=奇跡を起こせるか、世界中が期待―中国紙




●29日、光明日報(電子版)は、「首相が辞職しても当面の課題解決は難しい」と題した記事を掲載した。写真は中国の事故報道。

 2014年4月29日、光明日報(電子版)は、「首相が辞職しても当面の課題解決は難しい」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

 韓国の鄭[火共]原(チョン・ホンウォン)首相が多数の死者・行方不明者を出した旅客船沈没事故の責任を取る形で辞意を表明したというニュースは、韓国国内を驚かせたばかりか、世界中の耳目を集めた。

 首相の辞職は想定外でもあり、想定内でもある。
 死者数が増え続け、政府の顔役としてのプレッシャーも重く、国民やメディアの批判も鋭さを増している。
 また、政治家としての自尊心と良識を持つ身として、自らが率いる政府が救助活動で無能さをさらけ出したことを許せるはずもない。
 儒教の深い影響を受けた国家の一員として、罪を認め自らを罰し、犠牲となるという作法は、その文化や精神に一致するものなのだろう。

 こうしてみれば、鄭首相の辞職には十分すぎる理由があり、驚くべきことはない。
 むしろ大事なのは、沈没事故により韓国人の自らに対する自信と国際的イメージがあらゆる面で傷を受けたことだ。
 今回の事件からは、
 東アジアの国民の血液に流れる犠牲や忍耐をいとわず、罪を潔く認め、責任を全うする姿は完全に消え失せた

 臆病で命を惜しみ、他人に関心を持たない醜い姿を世界中に見せつけてしまった。

 首相が辞職しても、国民の不安は消えない。
 首相が辞職しても、責任追及は続く。
 首相が辞職しても、死者は日々増え続ける。
 朴槿恵(パク・クネ)大統領は「予想だにしなかった」難題に面している。
 こう着する日本との関係、緊張の度合いを増す北朝鮮との関係が、この難解な数式に難しさを添えている。
 瀕死(ひんし)の状態から奇跡を起こすことができるのか。
 これは韓国国民だけでなく、世界中の期待なのだ。
 朴大統領が事件後初めて、正式に国民に謝罪したというニュースは、その始まりかもしれない。







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