2014年4月10日木曜日

国家機密扱う韓国外交部のPC、4500台全てXP:

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朝鮮日報 記事入力 : 2014/04/10 09:49
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/10/2014041001085.html

国家機密扱う韓国外交部のPC、4500台全てXP

 韓国外交部(省に相当)の本部や在外公館で使用されている全ての業務用パソコンが、8日にサポートが切れコンピューターウイルスによる感染の危険性が非常に高まったウィンドウズXPを使用していることが分かった。
 外交部は来年の上半期に新しいオペレーティングシステム(OS)を導入する計画であることから、国家機密を取り扱うパソコンが今後ほぼ1年間、ハッキングなどの危険にさらされることになる。

 本紙は9日、野党・新政治民主連合の禹相虎(ウ・サンホ)議員(国会外交統一委員会所属)を通じて関連する資料を入手したが、それによると外交部本部の1500台、179カ所ある在外公館の3000台など、外交部が使用する業務用パソコン4500台は全てウィンドウズXPを使用しているという。

 マイクロソフト社は8日、ウィンドウズXP用の最後の修正プログラムを配布し、これによってウィンドウズXPのサポートを終了した。つ
 まり今後はウィンドウズXPでセキュリティー上の欠陥が発見された場合でも、これを修正するプログラムは配布されないということだ。

 この結果、ハッカーがウィンドウズXPのセキュリティーホールを通じて外交部の業務用パソコンに侵入してきた場合、国の重要機密がハッカーに奪われるのはもちろん、最悪の場合は179カ所ある在外公館の業務が一気にストップする可能性もある。

 この問題について外交部は
 「業務用パソコンはインターネットに直接つながっておらず、内部の専用ネットワークにしかつながっていない。
 そのためハッカーなどの攻撃からは安全だ」
と説明している。
 しかし高麗大学情報保護大学院の金昇柱(キム・スンジュ)教授は
 「イランの核施設をストップさせたコンピューターウイルス『スタックスネット』は、インターネットとはつながっていない専用のネットワークに侵入し、国の基幹施設をまひさせた」
などと指摘し
 「インターネットにつながっていないだけでは安全を保障することはできない」
との見方を示した。