2014年4月20日日曜日

韓国の威信、地におちる-(4):「セウォル号」とは韓国のプロトタイプか?「大韓民国号」の沈没!

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●わずかに海面上に突き出ていた「セウォル号」は18日に海面下に沈んだ:CNNニュースより

 『統一大当たり』でウハウハしていた韓国に起きた悲劇である。
 「セウォル号」はいまの韓国をみるような気分になる。
 北朝鮮が統一大戦の御旗をお仕立てて侵入してきたとき、「セウォル号」はそのときの韓国なのではないだろうか。
 「戦え、戦え」
と叱咤激励するが、上層部はさっさと国外へ逃亡してしまう。
 残され国民は韓国というセウォル号に閉じ込められてしまう。
 そして統一が実現される。
 北朝鮮の手で。
 でも民族統一はなされるから、文句のいう筋のものでもなくなる。


JB Press 2014.04.18(金)  アン・ヨンヒ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40479

韓国のフェリー、真っ先に逃げた船長に非難殺到高校生たちを襲った悲劇に修学旅行を中止せよの声

 4月16日午前9時ごろ、仁川(インチョン)から済州島(チェジュド)へ向かう「歳月号(セウォルホ)」がバランスを崩して横に傾き始めた。

 そこには325人の高校生たち(タンウォン高校)が修学旅行のため前日の夕方から乗船し、彼らを引率する教師たち15人、そして一般の旅行客合わせて475人が乗り込んでいた。
 仁川で霧が深かったため予定より2時間も遅れて出発したが、事故までは順調に運行を続けていた。

■沈没船にいる生存者を早急に救出せよ!


●韓国南部・屏風島の20キロ沖合で転覆した旅客船の乗客乗員の捜索活動に当たる同国の海洋警察(2014年4月16日)〔AFPBB News〕

 海洋警察庁の発表によると、4月17日12時35分現在、死亡者9人、行方不明者287人、生存者179人となっている。
 昨日から報道を見ている限り、乗船した人数すら何回も修正されている。

 それは、事故に遭った当の海運会社が何度も乗船者数を修正して海洋警察庁に報告したため、埒があかないと思った海洋警察庁が改札口の近くの監視カメラを見ながら一々数えて、最終的に475人と発表したのだ。

 テレビでは速報を流し続け、他のメディアもネットを通じて速報を流し続けている。
 それによると、船は完全に沈没したわけではなく、横に傾き徐々に沈没中なので、まだ船室などに残っている人たちがいるかもしれないという。

 旅客船なので、内部にはエアポケットという部分があり、そこに人がいれば、事故から30時間以上でも救出された事例があったという。

 さて、カカオトーク(韓国ではLINEよりはカカオトークのユーザーがずっと多い)などSNSでは、「彼らのために祈りましょう」というメッセージが出回り、全国的に関心の高い事故であることを物語っている。

 だが、今回の事故にかこつけて「生存者からのメッセージ」を配信する人たちもいる。
 こうしたいたずらメールは失踪者たちの家族に希望をもたらすものではあるが、それだけに救助活動が遅々として進まないことに対して焦燥感を煽り立てることにもなっている。

 行方不明者家族たちは、すでに当局の右往左往する発表や逐一救助活動の状況を知らせてくれないことに対しかなりいらだちを覚えている。
 特に、修学旅行生たちの保護者たちは、無責任な学校側の対応にも怒り心頭である。

 なぜなら、タンウォン高校は海洋警察庁から16日午前8時50分に「船に問題がある」、5分後には「浸水が始まった。
 船が左側に傾いている」という知らせを受けた。
 しかし、高校側は事故の報告を受けてから1時間後にやっと保護者たちに事故を知らせる案内メッセージを送った。

■学生が全員救出と嘘を流した学校


●韓国南部・屏風島の20キロ沖合で転覆した旅客船〔AFPBB News〕

 SNSに慣れている学生たちは船が傾き始めたときから両親などにメッセージを送り船の中の状況を知らせていたため、学校側の遅れた対応は一目瞭然であった。

 そこへ高校は何を思ったのか、事故発生後2時間ほどで「学生たちは全員救助」という間違ったメッセージを保護者たちに送った。

 さらに、その16分後「タンウォン高校の学生は全員救助、海洋警察庁の公式発表」というメッセージも送った。
 もちろん、これは全くの嘘で、実際は高校生の4人中3人は行方不明状態である。

 少子化に悩む韓国では子供たちを親たちは渾身の力をこめて育てている。
 例えば、男子高校生がサッカーなどの過激なスポーツでストレス発散をしようとしても、もしそれで体を壊したりしたら大変だとやめさせる親たちもいるほどだ。

 それだけ体に気をつけ、大学受験に向かわせる親たちにとって、修学旅行はとんでもないリスクである。
 しかし、行かせたくなくても学校行事なので欠席で内申にしわ寄せがくるのを恐れて参加させるという親もいる。

 そういった意味で、今回の修学旅行生たちの大惨事は、子供たちをリスクから守ろうとする親たちにとって「修学旅行廃止」に拍車をかける事故となった。

 今回の事故と関連し、17日、京畿道教育庁ホームページには修学旅行を廃止してほしいという保護者たちの書き込みが200以上になった。
 また、ネットでも修学旅行廃止を訴える書き込みも増えている。


●転覆した旅客船〔AFPBB News〕

 失踪者家族をもっとやるせなくさせるのは、船長をはじめ機関士など、船の主要メンバーたちが真っ先に救助され、彼らは全く乗船者たちへの脱出を助けなかったということである。

 韓国の船員法第11条に、船長は船舶に緊迫した危険が迫った場合、人命、船舶および貨物を救助するのに必要な措置を取らなければならない。
 こんな法律が明記されているのにもかかわらず、船長が何の措置も取らず逃げたことで、現在は被疑者として海洋警察庁の取り調べを受けている。

 東亜日報の報道によると、彼は救助されてから病院で自分の濡れた高額券を乾かしていたという。
 かなり神経の図太い人に違いない。

 救助された人たちによると、船内アナウンスでは「動くな」というメッセージが何度も流れ、最終的には「海に飛び込め」というアナウンスが流れたという。
 結局、もたもたしている間に被害者数を増やした可能性がある。

 また、船についている救命ボートがほとんど作動しなかったことや乗船後必ず実施するはずの避難訓練も行われなかったことなど、数え上げるときりがない。
 船が沈没したのは災難だが、人間の安全に関する無頓着さや嘘が重なりより大きな被害を呼び起こした人災である。

Younghee Ahn(アン・ヨンヒ)
JMM、朝日新聞などでコラムを書いたことがあり、現在は国際会議の同時通訳のかたわら、梨花女子大学、ソウル同時通訳大学院大学で教鞭をとっている。




レコードチャイナ 配信日時:2014年4月20日 10時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86838&type=0

<韓国船沈没>
救助対応のまずさを韓国メディアが批判=「4月16日を国辱の日に」―中国メディア


●19日、環球時報(電子版)によると、韓国南西部・珍島沖で起きた旅客船の沈没事故について、複数の韓国メディアは、救助活動における当局の対処を批判する記事を掲載した。写真は事故を報じた中国の番組。

 2014年4月19日、環球時報(電子版)によると、韓国南西部・珍島沖で起きた旅客船の沈没事故について、複数の韓国メディアは、救助活動における当局の対処を批判する記事を掲載した。

 東亜日報は18日、社説で「セウォル号沈没事件が起きた4月16日を“国辱の日”とすべきだ」と呼び掛けた。

 ハンギョレも18日、
 「事故現場での指揮・処理能力はひどいものだ。
 政府の対応能力に疑問の声が上がっている」
と指摘。
 ある政治家は
 「人災であることは疑いようもなく、政府と政界に対する絶望の象徴となっている。
 韓国社会には怠慢や人間性喪失という問題が根強い
と強く非難した。

 国民日報は
 「救助活動における混乱、慌てぶり、遅れは、非先進国そのものだ」
批判した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月21日 11時29分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86894&type=0

<韓国船沈没>航海士、機関士ら操船関係者15人は全員救助されていた!
=国民の不満高まる―韓国メディア

 2014年4月21日、四川新聞網によると、韓国南西部沖で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故について、韓国メディアは乗務員29人のうち、操船に携わる乗組員は全員救助されていることがわかったと伝えた。

 韓国・聯合ニュースによると、乗務員29人のうち、航海士や操舵手、機関士ら操船関係の職員15人は全員救助されていた。
 韓国国民は、乗組員が職務を果たさずに逃げたことに強烈な不満を抱いている。
 このほか、多くの国民が韓国政府は大災害への対応能力が不足していると指摘している。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/04/21 09:55
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/21/2014042100822.html

旅客船沈没:乗組員、避難放送の38分前に脱出

 セウォル号と珍島海上管制センター(VTS)の交信記録が20日判明し、乗組員の一部が船体が傾き始めて約50分後の16日午前9時37分から脱出を開始したのに対し、乗客に避難を指示する放送を行ったのは10時15分だったことが分かった。
 乗組員の一部は、乗客を置き去りにして、避難放送の38分前から脱出を始めていたことになる。

 セウォル号の乗組員は計24人。
 乗組員の生死は、船内の構造を知っているか知らないかではっきりと分かれた。
 船長、甲板員、機関士ら技術職など「船舶職員」計15人は、乗客を置き去りにしたまま脱出し、全員が生き残った。
 これに対し、事務員、調理師など一般職の9人は3人が救助され、2人が死亡、4人が行方不明となっている。

 船舶職員は操船を行う甲板部と機関室を担当する機関部に分かれる。
 甲板部にはイ・ジュンソク船長(69・逮捕済み)をはじめ、操縦士の女性(26)ら8人が乗務。
 機関部には7人が乗務していた。

 海洋警察の事情聴取で、機関部の乗組員のうち、機関室で勤務中だった機関士3人は、5階船室で休んでいた機関長から避難するよう電話連絡を受け、全員避難したと語った。

 海洋警察関係者は
 「乗組員たちは、船内構造を熟知している点、乗組員同士の連絡がスムーズだった点を乗客の救助に生かさず、自分たちが生き残るためにだけ利用した」
と指摘した。

 一方、船の操縦とは関わりが薄い一般職の乗組員では犠牲者が続出した。
 一般職は営業部の所属で、3-4階で乗客の案内や食堂の調理を担当していた。
 一般職の乗組員は、最期の瞬間まで乗客の救助に当たり、明暗が分かれたか、速やかな避難ができなかった。
 行方不明になった事務長(45)は、妻との通話で「子どもたちを助けに行く」と言い残し、電話を切った。
一般職は乗組員の33%を占める。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/05/07 11:30
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/07/2014050701451.html

旅客船沈没:「セウォル号は韓国の自画像」
在米ジャーナリストの文章がネット上で話題に
「国民意識に革命的な変化がなければ、大韓民国号が沈没」

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などのインターネット上で6日、沈没した旅客船「セウォル号」が「韓国の自画像だ」という文章が話題になった。
 米国在住のジャーナリストで、インターネット新聞「ニューデイリー」のコラムニストを務めるチョ・グァンドン氏(69)が書いた文章で、
 「セウォル号は韓国社会のさまざまな不条理や問題点を併せ持っている」
という内容だ。

 チョ氏は慶煕大学を卒業後、1973年に韓国日報に入社し、79年から81年まで米国シカゴ支社の編集局長を務めたが、5・18光州民主化運動(1980年5月18日に光州で起こった民主化要求。光州事件)に関する報道が問題になり退職した。
 その後、韓米テレビの副社長や、シカゴ・ラジオ・コリアの社長などを務めた。

 チョ氏は問題の文章で
 「船を守らなければならないという名誉や責任をかなぐり捨てた船長や船員らは重い罰を受けなければならないが、
 この船長や船員らは特に突出した変人というわけではなく、
 韓国社会を支配している意識や文化の産物だ
と指摘した。
 その上で
 「意見が異なる人には集団で言葉の暴力を加え、
 自己主張のためには相手の人格を傷つける行為もいとわない集団リンチ文化、
 ごり押し文化の狂気社会では、真っ当な人間形成、
 自分を犠牲にしてまで他人を救う崇高な人間精神が育まれるのは難しい。
 法や規則を守らないのは、何もセウォル号だけではない。
 韓国社会のあちこちに不正腐敗が山積しており、物事を適当に済ませて安逸に過ごす風潮や形式主義がはびこっている社会には、『もう一つのセウォル号』が時限爆弾のように待ち構えている」
と警告した。

 米国のオバマ大統領が来韓したとき、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が青い服を着ていたとして論議を呼んだことや、教育部(省に相当)長官が現場でカップラーメンを食べていたとしてメディアが問題視したことなども指摘した。
 チョ氏は
 「感情とごり押しが氾濫している。
 本質から外れ、枝葉末節に難癖をつけることもまた、韓国の姿だ
と指摘した。
 さらに犠牲者の遺族や行方不明者の家族にも苦言を呈した。
 チョ氏は
 「命懸けで救助活動を行っている人たちに対し、なぜ早く結果を出せないのかと絶叫するのは、せっかちな意識を反映するものだ。
 子どもの死に直面する中でも、抑える姿勢を見せることで、家族の死はより崇高なものとなり、感動も深まるものだ」
と主張した。
 また
 「現地に行った首相に水を掛けたり、大統領に罵声を浴びせたり、大統領からの弔花を片付けるという行動は品格を落とすものだ」
と述べた。

 チョ氏は
 「事故の収拾をめぐる無能さや救助の遅れを非難する前に、また船長や船員らに石を投げる前に、自分はこの場から解放されるのかということを考えるべきだ。
 国家の危機が訪れたとき、命を懸けて守ろうとする献身的な姿勢や愛国心があるのか
 自らに問い掛けなければならない」
と主張した。
 その上で
 「国民の意識が変わらなければならない。
 国民の意識や文化に革命的な変化がなければ、
 さらに重大な大韓民国号の沈没まで起こりかねない
と警告した。







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