2014年4月8日火曜日

韓国の造船受注量が70%の大幅減、中国が再び世界シェア1位に

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レコードチャイナ 配信日時:2014年4月8日 7時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86168&type=0

韓国の造船受注量が70%の大幅減、
中国が再び世界シェア1位に―韓国メディア


●6日、英クラークソンの発表した統計から、14年3月における韓国造船企業の受注量が前年同期比70.1%も減少したことが明らかになった。中国造船企業の受注量は世界全体の54.9%を占め、再び首位に返り咲いた。写真は江蘇省の造船所。

 2014年4月6日、韓国の聯合ニュースによると、造船や海運の動向を分析している英クラークソンが同日発表した統計から、14年3月における韓国造船企業の受注量が43万4774CGTで、
 前年同期比「70.1%」も減少したことが明らかになった。
 中国新聞社が伝えた。

 韓国造船業の受注が大幅に減少した一方で、中国造船企業の受注量は104万8306CGTとなり、
 世界全体の受注量の54.9%を占め、市場で再び首位に返り咲いた。
 韓国のシェアは22.8%で2位。3位はシェア9.1%の日本。

 14年1-2月は韓国造船企業が2カ月連続で受注量が世界最多だったが、3月が大幅減となったことにより、14年第1四半期(1-3月)の受注量は韓国が403万3622CGTで、シェア37.4%。中国は429万5319CGTで、シェア39.8%だった。

 しかし、業界関係者によると、中国企業の受注量が増加したとはいえ、第1四半期における韓国企業の船舶受注は2013年と比べて全体的に良好で、海洋プラントの需要も増加していることから、14年の業績見通しは悲観的なものにはならないと予想されている。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月9日 21時40分
http://www.nissen.com/home/shop/00/00/11/?grid=gm&gclid=CKet6tq31L0CFYHwpAodpzMAdA

中国造船企業、納期遅延が多数発生=巨額の賠償に直面―英メディア


●8日、中国の造船企業と海外の発注元企業との間での裁判に、中国の銀行が巻き込まれている。納期遅延によって銀行が数十億ドルもの支払保証に直面している。資料写真。

 2014年4月6日、英ロイターによると、中国の造船企業と海外の発注元企業との間での裁判に中国の銀行が巻き込まれ、契約が履行されなければ、銀行が数十億ドルもの支払いを保証しなければならなくなるという。
 8日付で環球時報が伝えた。

 英クラークソン社の統計では、2013年中国の造船企業は受注の3分の1で納期遅延になっている。
 契約を履行できなければ、造船企業に貸し付けを行っている中国の銀行がバイヤー企業に対して多額の支払保証をし、賠償金を支払わなければならなくなる。
 その上、造船会社から資金を回収できる見込みもほぼなくなる。

 2008年の金融危機以降、中国政府は貸し付けの規制緩和を行うことで、不振に陥る造船業を支援。
 それによって中国造船業は大きく飛躍し、2011年には初めてロンドン市場で上場する企業も現れ、2013年も受注量は大幅に増加していた。

 海外で契約不履行による支払保証を命じる判決はまだ出ていないが、中国民生銀行の担当者は
「支払保証はすでに頭の痛い問題になっている」
と話す。
 業界関係者は
 「中国の企業も銀行も弱点と経験不足を利用された格好で、責任の全てが中国造船企業にあるとは言い切れない」
と指摘している。



聯合ニュース 2014/05/08 10:41
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2014/05/08/0500000000AJP20140508000800882.HTML

 韓国船舶受注量が急減 世界3位に転落=日中を下回る


●韓国造船会社が製造した船舶=(聯合ニュース)韓国造船会社が製造した船舶=(聯合ニュース)


【ソウル聯合ニュース】昨年から今年初めまで好調だった韓国造船業界の船舶受注量が急減していることが8日、分かった。

 海運・造船市況分析機関の英クラークソンによると
 、韓国造船会社の4月の船舶受注量は29万4167CGT(標準貨物船換算トン数)で、
前年同月比84.8%減少」した。

 先月の世界の船舶発注量(226万1911CGT)が同48.1%減少した影響もあるが、競争国の造船会社と比べても業績悪化が著しい。

 先月は受注量が中国だけでなく日本の企業にも抜かれた。
 中国は110万3857CGTを、
 日本の造船会社は60万4664CGTを受注し、
 シェアはそれぞれ48.8%、26.7%を占めた。
 これまで韓国は中国と首位争いを続けてきたが、先月のシェアは13.0%と日本をも下回り、順位を先月の2位から3位に下げた。
 月間受注量が日本を下回ったのは昨年1月以来となる。

 昨年2月に中国を抑え月間受注量トップを記録した韓国は今年3月から受注業績が再び急激に悪化している。

 1~4月の累計受注量は444万1372CGTで、前年同期比17.0%減少した。
 一方、中国は同10.8%増の603万4231CGTで首位を維持している。
 日本の受注量は219万4842CGT。

 韓国造船会社の受注不振は、得意とする船種の受注減少や海洋プラント開発事業の遅延などが原因となっている。
 昨年は韓国が技術的優位を占める高効率・超大型商船の発注量が多かったが今年に入り低迷している。

 業界関係者は受注量急減について、昨年の業績好調の反動が影響している面もあるとして、「今年の業績を悲観的にみるのはまだ早い」との見方を示した。


 だが、今度の旅客船沈没事故をきっかけに回復しない懸念も出てくるかもしれない。
 どうなるか。






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