2014年4月3日木曜日

南北統一は北朝鮮の統一大戦によって達成されるのか(2):「ウカレ統一」のキモを冷やす

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朝鮮日報 記事入力 : 2014/04/02 10:38
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/02/2014040201519.html

自爆攻撃も可能な北の無人機、韓国の防空体制に衝撃
ペンニョン島に墜落の無人機、北朝鮮軍「パンヒョン1型・2型」の改造タイプか
韓国海兵隊の基地・施設を写真撮影
北朝鮮無人機による情報収集、数年前から続いていた可能性も
小型で低空を飛行、レーダーでの探知は困難

自爆攻撃も可能な北の無人機、韓国の防空体制に衝撃

 先月24日に京畿道坡州市、31日にペンニョン島で、正体不明の無人航空機が相次いで発見された。
 これらの無人機が「北朝鮮が運用しているもの」と最終的に確認された場合、
 韓国軍の防空体制およびテロ対策に衝撃が走ることが予想される。
 北朝鮮軍がこれまで、韓国側に気付かれないよう無人偵察機で韓国軍の警戒網をかいくぐり、情報を収集していた可能性が高い上、有事の際には国の主要施設が無防備な状態で北朝鮮の無人機攻撃を浴びかねない、ということを示しているからだ。

■坡州の無人機も北朝鮮の無人機と類似

 先月24日に京畿道坡州市の山地に墜落しているのが発見された無人航空機について、韓国軍情報当局は当初「韓国の愛好家が趣味で作った可能性が高い」とみていた。
 韓国大統領府(青瓦台)や景福宮などを撮影した映像が発見されたが、画質が極めて悪く、グーグルアースなど公開情報で取得できるものより低い水準だったからだ。
 しかし、韓国の愛好家などの使用する無人機とはかなり異なる点があり、北朝鮮との関連性についても調査を継続してきた。

 墜落した無人航空機は、エイのような形をしており、レーダーに捕捉されにくいステルス機をまねていた。
 また、空色の機体に白い雲の模様が描かれ、空で目立ちにくいデザインである点も、民間愛好家の無人機とは違っていた。
 無線で遠隔操縦する方式ではなく、飛行コントローラーが搭載され、着陸地点の座標さえ入力すれば、後は自律飛行して帰還する機能を備えていた。
 また、車輪がなく、回収に用いるためのパラシュートが付いていた。
 愛好家が使う無人機は、普通はパラシュートを使わず、車輪で着陸する。
 動力として内燃エンジンを使っている点も、愛好家の間で主流のバッテリーを使う無人機とは異なっていた。
 またこの無人機は、カメラに24ミリの広角レンズが付いていた。
 ズーム機能はないが、撮影角度が84度と広く、航空撮影にはよく使われるものだ。

 坡州で発見された無人機は、大統領府・景福宮のほかに、坡州-ソウル間の国道1号線の様子を撮影していたという。
 国道1号線は、有事の際に北朝鮮の主要な侵攻路になると予想されるルートの一つだ。

 3月31日、北朝鮮が西海(黄海)の北方限界線(NLL)付近で砲撃挑発を行った直後にペンニョン島で無人機が発見されたことで、坡州の無人機も北朝鮮と関連があるという疑いが強まったとされる。
 ペンニョン島で発見された無人機は、現在北朝鮮軍が最前線の部隊に多数配備している無人機「パンヒョン1・2」を改造したものと推定されている。
 無人機「パンヒョン」は、北朝鮮が中国の無人航空機(D4)を導入して独自に改造したもの。
 全長3.23メートル、飛行高度3000メートル、最高時速162キロで、
 作戦半径は40-60キロに達するという。
 北朝鮮の黄海道などから発進してペンニョン島・延坪島など西北島しょ(西海沖のNLL近くにある島々)地域を撮影し、帰還する能力を備えているわけだ。ペンニョン島で発見された無人機は、坡州の無人機と同じように機体全体を空色で塗り、ところどころに白で雲の模様を描いて偽装を施し、回収用のパラシュートも付いていたという。
 しかも、ペンニョン島の無人機は、海兵隊第6旅団など主要な韓国軍の基地・施設を写真撮影していたといわれている。

■確実な探知手段のない韓国軍

 専門家らは「北朝鮮の無人機による情報収集は、数年前から続いていた可能性が高い」とみている。
 2010年8月に北朝鮮軍が西海NLL付近に海岸砲を発射した後、大きさ7メートルほどの北朝鮮の無人機が延坪島の北約20キロの地点を飛行し(高度約50メートル)、韓国軍がその様子を捕捉している。
 また2010年11月23日の延坪島砲撃挑発の際、北朝鮮軍は、延坪島にある韓国海兵隊の幕舎やK9自走砲陣地などを比較的正確に狙って射撃を加えた。
 ある消息筋は
 「北朝鮮は当時、小型の無人偵察機で延坪島内の韓国軍施設などを詳細に把握した後、砲撃を行った可能性がある」
と語った。

 問題は、無人偵察機はサイズが小さく、低空を飛行するため、レーダーでの探知が極めて困難という点だ。
 無人機に重さ20-25キロの爆薬を積んで自爆テロに用いた場合、問題はさらに深刻になる。
 韓国軍関係者は
 「小型無人機は、現在韓国軍が持っているレーダーでは探知できず、肉眼で発見して機関砲などで撃墜するしか方法がないため、困っている
と語った。

 これにより、小型無人機も探知できる強力な高出力レーダーを導入し、大統領府や国防部(省に相当)、国の主要な電力施設などに配備すべきだと指摘する声も出ている。



jiji.com (2014/04/02-11:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014040200152

無人機、北朝鮮が飛ばす=軍施設や大統領官邸撮影-韓国


●黄海の北方限界線(NLL)に近い白※(※=令に翊のツクリ)島で見つかった北朝鮮のものとみられる無人機。韓国国防省が2日公開した(AFP=時事)

 【ソウル時事】
 韓国大統領府報道官は2日、北西部・京畿道坡州市と、黄海の北方限界線(NLL)に近い白※(※=令に翊のツクリ)島で相次いで墜落しているのが見つかった無人機について、「北朝鮮が飛ばしたとみて(対応を)検討している」と語った。
 統一省副報道官も同日の記者会見で、
 「北朝鮮の仕業だと関係部署が確認した」
と述べた。

 2日付の韓国紙・中央日報は、無人機の搭載カメラが海兵隊部隊など白※島の主要軍事施設を撮影していたと報じた。
 北朝鮮は、無人機が発見された3月31日に大規模な砲撃訓練を行い、同島沖の韓国側海域に砲弾を飛ばしており、韓国軍の動きを偵察しようとしたもようだ。



ロイター 2014年 04月 3日 16:29 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA3206U20140403

北朝鮮からとみられる無人機、韓国大統領府の上空を飛行

[ソウル 3日 ロイター] -
 先週北朝鮮との軍事境界線付近で発見された無人機は、韓国大統領府の上空を飛行していたことがわかった。
  韓国国防省のスポークスマンが明らかにした。
 無人機は、北朝鮮に戻る途中に墜落したとみられている。

 韓国では無人機の墜落が過去1週間で2件確認されており、今週31日には北朝鮮の砲撃訓練直後に付近の韓国領の島で発見された。

 韓国国内では、未確認機の領空侵入および首都上空の飛行を感知できなかったとして、軍に対する批判が高まっている。

 墜落した無人機に積まれていたカメラからは、約200枚の空中写真が回収された。
 大統領府の真上で撮影された写真もあったが、画像を転送する装置はなかった。

 国防省スポークスマンは、機体に爆弾を積むことが可能かとの質問に、機体は原始的なつくりで、テロ行為で使うことは容易ではないとの認識を示している。

 ニュース報道によると、機体は長さ・幅ともに2メートル以下。
 またスポークスマンによると、搭載されていたカメラは約100万ウォン(950ドル)の市販品で、レンズにズーム機能はなかった。


 対する韓国はなんと「タコ」
 「無人機対タコ」
 やはり朝鮮統一は北朝鮮によって行われる可能性が高い。
 韓国にとってたよりになるのは「アメリカ軍傭兵」のみ
のようだ。
 そして予算は23億円。
 なんともセコイ。


朝鮮日報 配信日時:2014年4月3日 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85975&type=0

 北朝鮮を数千メートル上空から24時間監視、
 韓国が高性能「凧」の導入を本格検討―韓国メディア

 2014年4月2日、韓国・聯合ニュースの報道によると、韓国は北朝鮮への監視を強化するため、「浮遊器」の導入を検討している。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 北朝鮮は黄海上の韓国との軍事境界線である北方限界線(NLL)付近で射撃訓練を実施し、砲弾の一部が韓国側の海域に落下。
  韓国軍は応射するなど、朝鮮半島の緊張状態は続いている。

 報道によると、「浮遊器」とは凧(たこ)のようなもので、
 陸とひもでつながり上空数千メートルまで達する
ことができる。
 同浮遊器で韓国の西北の北朝鮮側の動向を24時間監視することができるという。

 韓国防衛事業庁は今週にも導入に関して会議を開く予定。韓国の軍関係者によると、浮遊器プロジェクトに240億ウォン(約23億円)の予算が割り振られ、本体やカメラ、レーダー、制御設備の購入に充てられるという。

 浮遊器の導入に関しては、2010年の延坪島砲撃事件以降から提唱されており、2013年末にいったん頓挫している。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月3日 17時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86021&type=0

墜落の北朝鮮?無人機、韓国軍はバルカン砲300発撃つも命中せず―韓国メディア

 2014年4月3日、韓国・YTNによると、韓国に墜落した無人機に関して韓国の政府関係者は、
 「バルカン砲300発を発射したが、撃墜することはできなかった」
と明らかにした。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 先月31日、朝鮮半島西側の白ニョン島(ペンニョンド)に国籍不明の無人偵察機が墜落。
 偵察機は全長2~3メートルで、小型のカメラを備え付けていた。
 韓国軍は偵察機が北朝鮮のものだとみている。

 同政府関係者はさらに、
  「韓国軍はレーダーで無人機をキャッチした。
  同機は韓国西部海域に位置する白ニョン島への侵入を試みたため、韓国軍は射撃を実行。
  だが、撃墜することはできなかった」
と述べている。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/04/04 11:15
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/04/2014040401507.html

【社説】無人機問題で疑惑招いた韓国軍の対応

 北朝鮮の無人機が韓国の大統領府上空に無断で侵入した事件と関連して、国防部(省に相当)と韓国軍の対応が問題となっている。
 国防部の関係者は2日、問題の無人機が撮影した大統領府周辺施設の写真について
 「グーグルで見られるものよりも解像度は低い」
とした上で
 「軍事目的やテロを目的に事前に偵察を行うようなレベル(の写真)とは考えられない」
と発言した。
 しかし昨日の朝鮮日報1面に掲載された、問題の無人機が実際に撮影した写真には、大統領の執務室のある大統領府本館周辺がかなり鮮明に映し出されていた。国防部の複数の関係者は「担当する部署が、問題の写真がぼやけているというので問題はないと思っていたが、新聞に掲載された写真を見て驚いた」などと後になって語った。

 北朝鮮の無人機は先月24日、大統領府の真上をおよそ20秒間にわたり通過し、日本製のデジタル一眼レフカメラで写真を撮影していたという。
 この写真は軍事衛星や偵察衛星が通常撮影するものよりも解像度は実際に低かったのかもしれない。
 しかし独自の人工衛星を持たない北朝鮮にとっては、これでも非常に貴重な情報になるはずだ。
 大統領府周辺の登山道では、携帯電話などで大統領府を背景に写真を撮影することは厳しく制限されている。
 それだけ韓国政府は大統領府周辺の映像情報流出に神経を使っているのだ。
 ところが韓国軍は今回、北朝鮮の無人機が撮影した大統領府周辺の写真について「大したものではない」などと釈明した。
 これは普段から大統領府周辺の写真撮影が厳しく禁じられていることとは明らかに矛盾する。

 先月24日、墜落した無人機が京畿道坡州市で最初に発見された際、航空や軍事の複数の専門家は「北朝鮮のものである可能性が高い」とその時点で指摘していた。ところが韓国軍関係者らは皆が口をそろえたかのように「北朝鮮関連の疑いはない」と反論した。それから1週間後の31日、ペンニョン島で再び無人機が発見されると、その時になって「2機はいずれも北朝鮮の無人機である可能性が高い」とようやく認めた。

 2010年3月に哨戒艦「天安」が撃沈された直後も、韓国軍はただ戸惑うばかりだったため、さまざまな疑惑や問題が指摘されるきっかけを与えてしまった。
 まず当時、韓国軍は天安が攻撃を受けた時刻について結論を出すのにもかなりの時間を要した。また韓国軍は当初、ペンニョン島の海岸に設置された監視所の熱映像監視装置(TOD)には天安が沈没する場面が写っていなかったと説明していたが、数日が過ぎてからこれが撮影されていたことが分かり、軍関係者はメンツをつぶした。
 韓国軍によるこれら一連のずさんな対応は、結果的に左翼勢力が
 「天安沈没は北朝鮮の仕業ではなく、韓米両国の自作自演あるいは捏造(ねつぞう)」
などとするとんでもない主張を展開する隙を与えてしまったのだ。

 今回の無人機騒動について、インターネットなどには早くもさまざまな臆測が飛び交っている。
 韓国軍は今回、天安のときのように疑惑を大きくする考えがないのであれば、自分たちが発するコメントには細心の注意を払わなければならない。

 在韓米軍のスカパロッティ司令官は2日(現地時間)、米下院での聴聞会に出席した際、韓半島(朝鮮半島)の安全保障で最も心配されることとして「北朝鮮の長射程砲などによる奇襲攻撃」と指摘した上で「米国も韓国も情報、監視、偵察能力を強化しなければならない」と証言した。
 今回の北朝鮮無人機問題は、結果的に韓国軍による対北朝鮮抑止力のどの部分が弱く、また何を強化すべきかを示すきっかけとなった。
 国防部と韓国軍はこの事件が持つ意味をいたずらに小さく考えてはならず、韓国における安全保障体制の現状を再チェックし、備えを強化するきっかけとしなければならない。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/04/04 11:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/04/2014040401511.html

大統領府、主要施設写ったグーグルの衛星写真を放置
グーグル側、ホワイトハウスや英国の首相官邸についてはセキュリティーに配慮
韓国は写真の修整を要求するも現時点でグーグルの対応はなし



 韓国大統領府は3日、北朝鮮の無人機が撮影した大統領府の全景写真が朝鮮日報に掲載されたことについて「国家保安目標施設管理指針の違反」として削除を要求した。
 ところがグーグルの高解像度衛星写真サービス「グーグルアース」にも、2005年から大統領府を含む韓国国内の主要保安施設の衛星写真が掲載されており、これらは今回朝鮮日報に掲載されたものよりも解像度が高い。

 一方、米国のホワイトハウスやペンタゴン(米国防省)、英国の首相官邸があるダウニング10番街、日本の首相官邸、フランスの大統領官邸であるエリゼ宮殿などは、セキュリティーに配慮して実写ではなく3次元グラフィックとなっている。
 そのため韓国政府に対して
 「セキュリティー意識が非常にずさんなのではないか」
という指摘が相次いでいる。

 大統領府の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は3日のブリーフィングで
 「(朝鮮日報が掲載した写真は)敵の軍にとって軍事目的としての転用が可能であるため、国家保安目標施設管理指針違反だ」
と指摘した上で、問題の写真を削除するよう要求した。
 しかしグーグルアースに掲載されている保安施設の写真については、韓国政府は2005年にサービスが始まった直後からグーグルに変更を要求してきたが、今のところ修正は行われていない。
 グーグルとの交渉を担当している国土交通部(省に相当)は
 「韓国企業は国内のセキュリティー規制により制裁を受けるが、米国企業であるグーグルに対しては制裁を行う方法がない」
と語る。

 しかし韓国政府への対応とは異なり、グーグルアースは英国やフランスの重要施設については写真ではなくグラフィックを掲載している。
 ホワイトハウスも当初は解像度の低い写真が掲載されていたが、今では建物や周辺の道路、街路樹、庭など全てが写真でないグラフィックに替えられている。

 この問題についてグーグル・コリアは「ホワイトハウスなどは世界のランドマークでもあるため、グラフィック処理が施された」とコメントしている。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月4日 13時56分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86050&type=0

韓国の防空は不完全
=「北朝鮮の無人機が攻撃用なら、韓国大統領官邸は襲撃されていた」―韓国専門家

 2014年4月4日、環球時報(電子版)は韓国の空域に無人機が侵入し墜落したことに関連して、韓国では「防空に盲点があり、不完全だ」との懸念の声が上がっていると伝えた。

 韓国大統領府は、3月24日と31日にそれぞれ韓国の京畿道坡州と白ニョン島(ペンニョンド)に墜落した無人機について、電池の裏に北朝鮮特有の表記があったことなどから、無人機が北朝鮮のものであると断定している。

 中でも、機体に搭載されていたカメラが近距離から大統領宿舎などの官邸を撮影しており、その情報がすでに北朝鮮に送信されている可能性と共に、「北朝鮮が無人機で大統領官邸を攻撃するのでは」との憶測を呼んでいる。
 さらに、無人機2機に対し何もできなかった韓国の防空を疑問視する声も聞こえている。

 韓国では、「仮に無人機が偵察用ではなく、攻撃用なら韓国はどうなっていたのだろうか」との意見もあり、安全保障分野の専門家の多くは、「無人機に爆弾が搭載されていれば、韓国の青瓦台は攻撃される」と警鐘を鳴らしている。
 このほか、韓国・東亜日報は記事で、「北朝鮮の無人機技術は水準が低いが、韓国は北朝鮮のハイテク兵器がもたらす脅威を真剣に考えるべきだ」と指摘している。


 おそらく韓国は北朝鮮をバカにしていたのであろう。
 韓国には朝鮮半島統一の能力はない、とみたほうがいい。
 もし統一が達成されるとしたら、それはアメリカ軍が介入しないという条件での北朝鮮の侵攻によってだろうと思えてくるから不思議だ。
 事実は小説より奇なり、ということかもしれない。


朝鮮日報 記事入力 : 2014/04/08 09:26
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/08/2014040800787.html

【社説】無人機を甘く見ていた韓国軍

 韓国国防部(省に相当)の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は7日、北朝鮮の無人機対策について話し合うための全軍指揮官会議を合同参謀本部作戦指揮室で行った。
 先月24日に京畿道坡州市で最初に無人機が発見されてからすでに2週間。
 韓国軍は当初「(無人機が)北朝鮮と関連する疑いはない」として無人機と北朝鮮との関係性を否定していた。
 また無人機に搭載されていたカメラから大統領府周辺を撮影した写真が出てきたときも「大したことではない」として事態の深刻さを認めようとしなかった。

 ところがそれからおよそ2週間が過ぎた今、韓国軍の対応が180度変わった。
 金長官は会議の席上
 「北朝鮮のものと推定される小型無人機は、安全保障上の新たな脅威だ」
とした上で
 「今後はこの無人機がひそかに領空へと侵入し、テロ行為を目的とする攻撃などに使用されることも考えられる」
と指摘。
 金長官はさらに
 「まずは現状の戦力で無人機の監視・探知・識別・撃墜などができるよう、防衛体制を強化しなければならない」
 「国民への周知と民間・政府・軍による統合的な防衛という次元から、今の体制をさらに発展させなければならない」
とも述べた。こ
 れら一連の発言は、要するに韓国軍だけでなく、民間の協力を得るなど国の総力を挙げた体制を築く必要についてあらためて言及したものだ。

 北朝鮮はすでに2年前から
 「無人機を挑発的軍事行動の手段として積極的に活用する」
と公言してきた。
 2012年4月に平壌で行われた軍事パレードですでに無人攻撃機を公開し、また朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は昨年3月からの1年間に、無人機を取り扱う部隊を4回にわたり視察した。
 今年3月には現場を視察した金正恩氏に朝鮮人民軍の幹部が
 「小型化した核弾頭を搭載し、米国と韓国を一気に掃討する」
と述べたことも伝えられている。
 さらに対韓国宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は昨年5月
 「無人機による(韓国の)大統領府攻撃の可能性」
と題された文書を掲載していた。

 このように無人機による攻撃の兆候がさまざまな方面で探知されていたにもかかわらず、韓国軍と情報機関はこれらを深刻に受け止めなかった。
 2010年に哨戒艦「天安」が撃沈され、延坪島が砲撃されたときもそうだった。
 このように事前にできる備えを怠り、結果的に北朝鮮からダメージを受けるパターンが繰り返されていることについて、韓国軍関係者はもっと深刻に受け止めなければならない。
 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領も7日に大統領府首席秘書官会議を招集し
 「北朝鮮製と推定される無人機がさまざまな方面から韓国に対する偵察活動を行っているようだ。
 しかし韓国軍当局はこれらの事実を全く把握できていなかった。
 これは防空網や地上での監視体制に深刻な問題があることを示している」
と指摘した。
 朴大統領はさらに
 「北朝鮮が韓国に対する偵察活動を強化していることを、深刻に考えるべきだ」
と述べ、韓国軍に対して徹底した備えを重ねて要求した。

 先日江原道三陟市で発見された北朝鮮の無人機には「35」という数字が記されていた。
 これは製造された順序を示す数字と考えられているが、もしこれが事実なら、少なくとも1年前から数十機の無人機が韓国の上空を飛び回っていたことになる。
 北朝鮮の無人機に対する防衛体制の構築は今や急務だ。
 また北朝鮮による挑発的軍事行動を予見できる兆候が幾つもあったにもかかわらず、これを見過ごした韓国軍と情報機関の体制に関する問題や、発見された無人機の取り扱いに一貫した姿勢を取れなかった原因などについても、しっかりと検証しなければならない。
 同じような過ちを今後二度と繰り返してはならないからだ。


朝鮮日報 記事入力 : 2014/04/08 10:00
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/08/2014040801016.html

「無人機で大統領府を攻撃」 北は1年前から公言
「無人機なら2分40秒で青瓦台に到達」
金正恩氏「敵の座標、全て無人打撃手段に入力せよ」

 北朝鮮が昨年から、韓国大統領府(青瓦台)を打撃対象と想定して無人機訓練を実施した事実を公表するなど、複数回にわたり無人機による攻撃を予告していたことが分かった。
 北朝鮮は無人機に言及するたびに「偵察用」ではなく「打撃用」と明言していた。
 韓国政府は北朝鮮のこうした警告を見過ごし続け、今になってようやく対策整備に乗り出したわけだ。

 北朝鮮は昨年5月21日、対韓国宣伝ウェブサイト「わが民族同士」に掲載した「北の無人打撃機による青瓦台打撃の可能性」と題する文章で
 「北が地対地ミサイルではなく無人打撃機の形で南側(韓国側)を攻撃するのは、地形地物を活用した掩蔽(えんぺい=覆い隠すこと)効果を克服するための手段」
と述べた。
 さらに
 「青瓦台は北岳山のすぐ南側に位置しており、長距離砲や弾道ミサイルで攻撃するのは事実上不可能。
 爆撃は不可能だが、無人打撃機を動員すれば状況は変わる」
と続けた。

 これは、無人機を利用すれば、北岳山と仁王山を迂回(うかい)して青瓦台を攻撃できるという意味だ。
 「わが民族同士」は
 「休戦ラインから青瓦台までの距離は40キロで、時速925キロの無人機なら2分40秒あれば十分に到達できる。
 青瓦台の執務室の座標を確保するのも難しいことではない」
と書いた。
 また、冠岳山の周囲を回って首都防衛司令部を攻撃することも可能だとした。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が、自ら無人機の訓練を指導したこともある。
 北朝鮮の朝鮮中央通信は昨年3月20日、金正恩氏が超精密無人打撃機の訓練を指導した際
 「きょう敵の対象物が潜んでいる南半部(韓国側)の上空までの距離を見積もって航路を定め、目標打撃能力を検閲したが、いかなる対象物も極めて正確に打撃できることが証明された」
と述べた、と報じた。

 金正恩氏は続けて
 「われわれの超精密無人打撃手段で任意の時刻に任意の対象物を打撃できるよう、南半部にある敵戦地帯の対象物の座標を一つ残らず把握し、無人打撃手段に入力しておくように」
と指示したという。






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