2014年2月25日火曜日

「偏執的な激怒」が噴出する韓国:スポーツに関して外交ルートまで使って大騒ぎすることは当たり前と思っている

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●いじめ? ヨナ自身は「いい演技をしたことに満足している」とコメントしているが 


朝鮮日報 記事入力 : 2014/02/25 10:50
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/25/2014022501347.html

ソチ五輪:
コメント欄を荒らして国の恥をさらす韓国人
ヨナは大人の対応なのに…フィギュア女子金メダリストをFBで罵倒
英国人選手のSNSに「死ね」「ナイフ刺してやる」
「試合結果納得できない」匿名性に隠れ低レベルな書き込み、次期開催国の名に傷

★.「恥を知れ。この××め、おまえは五輪が終わるなりスランプか?」
★.「黒い未亡人たち(チェチェンの女性自爆テロ集団)は何やってんだ? 
 あんな××を始末しないなんて」

 ソチ冬季五輪が閉幕したにもかかわらず、フィギュアスケート女子シングルで金メダルを取ったロシアのアデリナ・ソトニコワ(17)のフェイスブックには各記事のコメント欄に何百件もの低俗な書き込みが相次いでいる。
 その半分以上は韓国人と思われるユーザーが書き込んだものだ。
 英語と韓国語が入り混じっており、
★.「偽の金メダリスト、恥を知れ」
というものから、
★.「F××K YOU」
と露骨にののしるものまである。
 ソトニコワとアニメ映画の主人公「シュレック」を面白おかしく合成した画像が繰り返しフェイスブックに掲載されるのにとどまらず、ソトニコワが試合中、氷上で上半身を下にしている写真の後ろに他人の写真を合成、性行為を連想させるような屈辱的な画像もアップされている。

 2002年のソルトレーク冬季五輪でも、ショートトラック男子1500メートルで金東聖(キム・ドンソン)選手が反則したかのようなジェスチャー(いわゆる「ハリウッド・アクション」)をして失格させ、金メダルを取った米国のアポロ・アントン・オーノに対するパロディーや非難の書き込みがネット上に次々と掲載された。
 しかし、今回は、韓国のネットユーザーたちが外国人選手のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)アカウントにアクセスして中傷・非難の書き込みをするなど直接攻撃する現象が顕著だ。
 過激なののしり言葉や度が過ぎた合成写真が多数アップされているのを受け、外国人選手のファンとケンカになったケースもある。
 また、韓国国内からも
 「被害を受けた当事者(選手)たちは大人の対応をしているのに、低レベルの書き込みや反応で国に恥をかかせている」
と自重論が出ている。

 ソトニコワのフェイスブックアカウントでは、韓国語の書き込みを翻訳して読んだソトニコワのファンたちが反撃の書き込みをして「戦争」になっている。
 ファンたちは
「わずか17歳の少女に対して、韓国人たちは非常識な書き込みをやめろ」
「韓国人たちは全員黙って自分の国に帰れ」
などという過激な表現も出てきた。
 また、ソトニコワ、安賢洙(アン・ヒョンス)=ロシア名:ビクトール・アン=、ユリア・リプニツカヤが一緒に写っている写真を掲載し、韓国語で「平昌でも金メダルを取るぞ」という説明文を付けたものもある。

 低レベルの争い事はやめようというネットユーザーも現れた。
「こんなことをすれば国際的な恥さらしになる」
「次の冬季五輪開催地の国民として非常に恥ずかしい」
といった書き込みが相次ぎ、外国人ネットユーザーたちも
「このように互いを中傷し合う書き込みを見ているとうんざりする」
「悪口を言う韓国人たちも恥を知れ」
と書いている。

 このほかにも、13日に行われたショートトラック女子500メートル決勝戦で先頭を滑っていた朴勝羲(パク・スンヒ)がアリス・クリスティ=英国=に押されて転倒、金メダルを逃すと、クリスティのSNSアカウントが炎上した。
 「腹にナイフを刺してやる」
 「死ね。フィッシュ・アンド・チップス(イギリスの一般的な料理)××め」
など脅迫めいた書き込みがフェイスブックのページを埋め尽くしたため、クリスティは14日に自ら
 「韓国人たちと全選手に謝罪する。
 朴勝羲が無事であることを祈る。
 彼女を誇りに思う」
と謝罪文を掲載したが、その下のコメント欄にも悪質な書き込みが相次いだため、クリスティは翌日にツイッターやフェイスブックのアカウントを閉鎖した。
 英日刊紙ガーディアンは
 「クリスティが500メートルの試合中に朴勝羲とぶつかったことに韓国人ファンは怒り、ネットいじめ(cyber bullying)をした。
 このためクリスティのSNSが閉鎖された」
と報じるとともに、
 「数日間とてもつらかった」
というクリスティのインタビューを掲載した。

 専門家らは、韓国人の集団心理が簡単にアクセスできる外国人選手たちのSNSアカウントに向けられていることを懸念している。
 高麗大学社会学科のイ・ミョンジン教授は
 「匿名性のある空間にあまりにも簡単に怒りをぶつけている。
 かつて大国に押さえ付けられていたという被害者意識があり、このため特に大国の選手たちに対してこうした現象が顕著になっている」
と説明した。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/02/25 10:48
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/25/2014022501342.html

ソチ五輪:
「メダル奪われた」 激怒する韓国を米紙が分析
韓国人の激しい怒りに注目
「経済成長で数値化された結果を重視」
「オーノ事件のときよりは自重」

 「韓国は6・25戦争(朝鮮戦争)以来、厳しい時代を過ごしてきたため、
 スポーツはたびたび『国民の誇りを確認するための手段』と見なされてきた。
 この自負心は韓国とって絶対に必要だったが、他分野では簡単には得られなかったものだ」

 米紙ニューヨーク・タイムズが21日(現地時間)、ロシア・ソチ冬季五輪で起こったフィギュアスケート女子シングルのキム・ヨナをめぐる判定について報じ、韓国人の激しい怒りを取り上げた。
 今回の判定は確かに問題があるが、国際スケート連盟(ISU)の調査を要求するインターネット嘆願書に瞬く間に200万人以上が署名するという現象は、極めて異例というわけだ。
 同紙はこうした現象の根幹に
 「国際的なスポーツ大会は選手個人の問題ではなく国の問題」という韓国人独特の感情がある
としている。
 その上で「韓国は西側諸国や隣接する大国から苦痛を強いられてきた、いじめられてきたという気持ちが強い。
 そのためスポーツの舞台ではこうした国々と闘って勝つか負けるかに非常に敏感だ
と分析した。

 特に、キム・ヨナはこうした点で韓国の「最も完璧な英雄」だったという。
 「6歳の時、粗末なリンクでスケートを始め、西側諸国が独占していた『フィギュアの女王』の座に就いたキム・ヨナの中に、韓国人は6・25戦争の廃虚を乗り越えて世界第13位の経済大国になった自国の姿を見た」というのだ。

 また同紙は
 「韓国経済が発展する過程において、韓国人は国際的なスポーツ舞台で勝敗だけでなく
 数値化可能な結果に対し執着が強くなった
としている。
 ノーベル賞が発表されるたび、国別の受賞実績を集計して「なぜ韓国には受賞者がいないのか」とため息をつく国は韓国のほかにほとんどない。
 そして
 「自殺率や言論の自由度など、経済協力開発機構(OECD)が発表する各種ランキングは米国ではほとんど無視されているが、韓国では大々的に報道されている
とも書いている。

 しかし、キム・ヨナをめぐる判定への韓国社会の怒りは、2002年に米ソルトレークシティー冬季五輪ショートトラックで起こった「アポロ・アントン・オーノ事件」の時と比べてはるかに自重されているとも書いている。
 これは、ショートトラック男子1500メートルで、金東聖(キム・ドンソン)が反則したかのようなジェスチャーをオーノがして金東聖を失格させ、金メダルを奪ったとされるものだ。
 当時は警察がソウルの米国大使館をデモ隊から守るほどだったが、今回は主なメディアや専門家たちから「過度の民族主義は望ましくない」と冷静さを促す声も多く上がっていると報じている。



ニューズウイークNewsweek  2014年2月25日(火)16時50分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/02/post-3194_1.php

キム・ヨナ採点騒動と韓国「恨」の文化
Kim Yuna and the Korean Art of Suffering

「国民の妹」への納得のいかない評価に激しく反応する韓国人の特異な国民性はいかにして生まれたか
ジェフリー・ケイン

 世界中がため息をついた。
 ソチ五輪の女子フィギュアスケートで、ロシアのアデリナ・ソトニコワが韓国のキム・ヨナを抑えて金メダルを獲得したことに、驚きと困惑が広がっている。
 その衝撃度がいかほどかは、試合を見た者なら分かるだろう。

 ロシア人とジャッジ以外には、韓国の「国民の妹」が見せた完璧な演技は、1度だけ着氷の乱れがあったソトニコワを上回って見えたはずだ。
 IOC(国際オリンピック委員会)はすでに韓国から抗議の手紙を受け取っており、採点に異議を申し立てるオンライン上の署名活動に約200万人がサインしたことを認めた。

 200万人の署名は、韓国人以外にも採点を疑問視している人が多くいることの表れだろう。
 しかし、韓国国民が抱いている感情はそんなものではない。

 ヨナが流した涙を見た韓国人たちの胸には、この国の伝統的な思考様式「恨(ハン)」が渦巻いている。
 恨とは不公正な状況下でのやり場のない悲しみや苦悩、受容といった複雑な感情を指す言葉。
 特異な文化であり、外国人には非常に理解しづらいものだ。

 韓国人のこの感情は非常に強力で、時には目まいや消化器系の不調という症状が現れることすらある。
 苦痛がもたらされる原因は、愛する者の死や悲惨な離婚などさまざまだ。

 ヨナは「国民みんなにとっての娘のような存在だ」と、韓国に関する著書『韓国:不可能な国』があるダニエル・テューダーは言う。
 「彼女が不正やいじめをされたということは、国全体が不正やいじめをされたということだと、韓国人は考える」

 たしかに韓国は経済成長とともに変わりつつあるが、いまだにこういう考え方をする人はいると彼は言う。
 「彼らにとって、今回の出来事は『大国にいじめられる韓国』という構図を思い起こさせる。
 だからこそ恨が呼び覚まされるのだろう」。

 テューダーによれば、恨を引き起こす大きな要因の1つは、大国から不当な扱いを受けた歴史にある。
 韓国人が厳しい歴史を経験するなかで育まれてきた悲しみの感情だ。

 20世紀初頭、朝鮮半島は貧しく荒廃した地域だった。
 日本の植民地支配を受け、戦争が終わって1940年代の冷戦期に入ると共産主義の北朝鮮と独裁国家の韓国に分裂。
 50年には朝鮮戦争が始まり、国土はさらに荒廃した。60〜70年代になると韓国は急激な発展を遂げるが、それによって公害や環境破壊など新たな問題も生まれ、社会には無力感も漂った。

 こうして生まれた恨の影響は、嘆きと悲しみを歌う韓国の伝統音楽や、現在も行われている土着のシャーマニズム的な儀式などにも表れている。
 もっとも、恨が韓国の民族性として認識されるようになったのは1970年代に入ってからだ。

 今回のヨナの件を含め、恨の恨みは復讐によっては晴らせない。
 悲しみの中で何とか事実を受け入れて克服するものだ。

 ある韓国人記者はニュースサイトに「ヨナの恨を解消する方法」という記事で、次のように書いた。
 ヨナの敗北にまつわる複雑な感情を癒すには、悲しみを受け入れる必要がある。
 その先に満足感が得られるだろう、と。

From GlobalPost.com特約



レコードチャイナ 配信日時:2014年3月1日 11時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=84189&type=0

キム・ヨナ騒動と日韓W杯
=政府から庶民まで「偏執的な激怒」が噴出する韓国―中国メディア

 2014年2月28日、中国メディア・網易は、ソチ五輪のキム・ヨナ騒動をいまだに引きずり、騒ぎ立てる韓国を批判する記事を掲載した。

 ソチ五輪女子フィギュアスケートで韓国の女王キム・ヨナはまさかの銀メダルに終わった。
 韓国では開催国ロシア有利の不公正な判定だったとの批判一色。
 世論もメディアも、さらにはスポーツ当局まで一丸となって、キム・ヨナこそ真の金メダリストだと叫んでいる。
 ソチ五輪は閉幕したが、韓国のキム・ヨナ騒動は終わることを知らないようだ。

 この異常なまでの騒ぎっぷりを見ると、かつてサッカー韓国代表に関する中国メディアの報道が外交問題になったことが思い出される。
 2002年のサッカー日韓W杯で、韓国はイタリア代表、スペイン代表を連破するという快進撃を見せたが、その活躍は“疑惑の判定”に支えられたものとの見方が強かった。

 中国のサッカー解説者、劉建宏(リウ・ジエンホン)氏は「これはアジアサッカーの栄光ではない」と批判したが、予想もしなかったことに韓国領事館から翌日、正式な抗議があったという。
 スポーツ解説に外交ルートで抗議するなど考えられるだろうか?
 普通では考えられないことだが、韓国では当然のようだ。

 2004年のアジアカップで劉氏は再び韓国の試合を担当。
 前例があっただけに言葉には格別注意を払ったが、それでも韓国領事館は再び抗議した。
 「韓国がイランに倒された」という一言がスポーツ選手を尊重していないという理由だ。
 2002年の件があっただけに言葉じりをとらえて抗議したのだろうが、
 韓国ではスポーツに関して外交ルートまで使って大騒ぎすることは当たり前と思っている
ようだ。




【「反日という媚薬」に蝕まれる韓国】


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