2014年2月16日日曜日

中国に高評価のオバマ:“中国外し”の日程も含め、対中国の意図は明らかだ

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●15日、中国網は記事「オバマ米大統領の4月アジア歴訪、“中国外し”はASEAN引き込みの意図が明らか」を掲載した。中国の周囲をめぐる日程は地域の同盟関係を維持したいというオバマ大統領の焦りを映し出すものと論評している。資料図。


レコードチャイナ 配信日時:2014年2月16日 11時9分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83465&type=0

オバマ大統領のアジア歴訪、“中国外し”の意図は明らか―中国メディア
2014年2月15日、中国網は記事
 「オバマ米大統領の4月アジア歴訪、“中国外し”はASEAN引き込みの意図が明らか」
を掲載した。

 15日、オバマ米大統領の4月アジア歴訪の予定が発表された。
 日本、韓国、マレーシア、フィリピンの4カ国を訪問する。昨年11月にスーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)がアジア歴訪について言及したが、その後はほとんど情報が公開されないままだった。
 アジアの複雑な政治情勢に配慮して細心の注意をはらっていたことがうかがえる。

 公開された訪問日程は中国の東側に位置する国々をめぐるもの。
 日本、韓国、フィリピンという重要な同盟国が日程に組み込まれたが、地域の同盟関係を維持したいというオバマ大統領の焦りを映し出すものとなった。

 また以前に訪問したインドネシア、シンガポール、タイ、ミャンマー、カンボジアに加え、マレーシアとフィリピンを訪問することで、オバマ大統領は東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国中7カ国を訪問することになる。

“中国外し”の日程も含め、対中国の意図は明らかだ。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/02/16 08:43
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/16/2014021600352.html

【コラム】北朝鮮核問題を放置する無気力な米国

 米国の歴代大統領とは違ってバラク・オバマ大統領がイスラエル・パレスチナ平和協定に関心がないということは、外交界でも有名な話だ。
 同平和協定は数十年間にわたって米国にとって最も重要な課題の一つであり、常に外交アジェンダ(検討課題)リストの一番最初に記載されていたわけだが、オバマ大統領はある瞬間から、この問題から手を引き始めた。

 オバマ大統領は2011年初め「イスラエルとパレスチナの国境は1967年の中東戦争以前の境界に基づくべきだ」との見解を示したものの、イスラエルと米国国内のユダヤ系の強い反発に遭って以降は同地域にほとんど目を向けていない。
 実現の可能性がほぼゼロに近い分野に「気を使う」よりは、むしろ「アジア」に目を向けることを選択したのだ。
 第1次オバマ政権で同大統領が一度もイスラエルを訪問しなかったのは、こうした流れからだった。

 しかし、オバマ大統領の無関心さとは裏腹に、イスラエル・パレスチナの交渉に対する米国の仲裁がいつにも増して活発化しているのは実に皮肉なことだ。
 これは、第2次オバマ政権で外交の司令塔役を担っているジョン・ケリー国務長官が独自に同問題に対して関心を注いでいるためだ。
 昨年2月に就任して以来、イスラエルとパレスチナをすでに11回も訪問している。
 ケリー長官は1度訪問するたびに双方を3、4回ずつ行き来しながら会談を仲裁する。
 これについては「オバマ大統領とヒラリー・クリントン前国務長官が先に手を付けた『アジア』と差別化するために、自分だけのアジェンダとして中東を選んだ」と話す。
 「ノーベル平和賞に対する個人的な欲望のためではないか」と疑いのまなざしで見詰める人々も多いが、少なくともケリー国務長官の情熱で、米国と世界がイスラエルとパレスチナの交渉から目を離すことができずにいるという効果だけは否定できない。

 この時点で北朝鮮核問題と比較せざるを得なくなる。
 現在オバマ大統領は北核問題についてもこれといった関心や意欲を見せていない。
 過去の国政演説で儀礼的であったとしても取り扱ってきた「北朝鮮核問題の深刻性」に対する言及も、今回は全て省かれた。
 保守系のあるシンクタンクの関係者は
 「オバマ大統領は北朝鮮核問題に対してイスラエル・パレスチナ問題と同じく、『扱ってみたところで悩まされるだけだから、ふたをしておこう』という考えのようだ」
と話す。

 問題は「北朝鮮核問題」においてはケリー国務長官のような人物も存在しないということだ。
 米国の外交安保チームの中心メンバーでさえも積極的に取り組もうとする人は一人もいない。
 同問題を担当しているグリン・デービス対北朝鮮政策担当特別代表がいるにはいるが、同代表には裁量権がほとんどない。
 昨年6月にクリフォード・ハート氏の異動によって空席となった6カ国協議担当特使の後任人事がいまだに行われていないのは、現在の北朝鮮核問題に対する米政府の関心の低さを明確に物語っている。

 もちろん特定人物の関心や意志だけで北核問題が解決できるとは思っていない。
 綿密な戦略なしに情熱だけを持って飛び込んだところで、すでに何度か経験しているように北朝鮮に背後を突かれるのが落ちだ。
 米国の積極的介入が韓国の利害関係と百パーセント一致するといった保障もない。

 しかし、これら全てのことを考慮しても、米国が長期的な戦略もなしに北朝鮮核問題を放置しているのは決して最善とはいえない。
 「戦略的忍耐」という言葉によって飾られた「無気力さ」だけが感じられてならない。





【「反日という媚薬」に蝕まれる韓国】


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